お寺の未来ブログ

「相続」は、全ての人にかかわる身近な問題です

2015年7月6日

[文・黒沢怜央/黒沢レオ行政書士事務所・行政書士・お寺のための相続セミナー 講師]

はじめまして!「お寺のための相続セミナー」講師で行政書士の黒沢です。
とうとつですが、「相続」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
この質問をすると「争いごと!」とか「うちは資産家ではないから関係ないわ」といった答えが・・・セミナー会場ではよく返ってきます。
確かに、テレビやドラマや小説で取り上げられるのも大金持ちの醜い遺産争いが多かったりします。
実際、遺産がたくさんある家庭の相続は、相続人同士のトラブルも多く円滑に進まないことが多いのは事実です。
しかし、遺産があってもなくても相続の手続きは100%発生します。

預金の名義変更や、公共料金の支払者の変更、さらには、私が担当したものの中にはJALのマイレージの相続や、パチンコの貯玉カードの相続が出来るかどうか等、かなり細かいものまでありました。
相続は、お金持ちだけの問題ではありません。
全ての人にかかわる身近な問題なのです。
特に、近時の相続手続きは複雑化しており、現場ではさまざまな問題が生じます。
例えば、去年の年末から今年の年始にかけて「孤独死」された方のケースで、死亡推定時期が「2014年12月20日~2015年1月15日頃」となっていた場合はどうでしょう。
改正された相続税法は、2015年の1月1日から適用されますから、いつ亡くなられたのかによって税金の額が大きく変わってきてしまいます。
また相続人のうちの一人がDV被害者としてシェルターに避難しており、一切連絡を取ることができず、相続手続きが進めることができないということもありました。
このように日々、相続手続きを担当しているとさまざまな問題がごく普通に発生します。
「行政書士」は、この相続において指揮者のような役割を果たします。
私の事務所では、ご遺族の方からご連絡をいただき、まずはじっくりと相談を受けます。

故人の家系について詳しく知る必要もありますし、相続財産もさまざまなものがありますので見落とすことのないように時間をかけて財産調査を行います。

その後、不動産の名義変更は司法書士に、税務申告は税理士に、遺族年金は社会保険労務士に、それぞれの専門家に担当を割りふっていきます。
このように、「行政書士」は、相続の一連の流れを把握したうえで全体の指揮をとっている存在というイメージを持っていただければと思います。
お寺とのパートナーシップを組むことで、檀家さんの相続だけでなく、お寺の相続においても、「行政書士」を相続の総合案内所として利用していただくことが可能です。
私の事務所では、年間150件以上の相続案件を扱っています。今回のセミナーでは、実際に当事務所で扱った相続事例を紹介するとともに、相続の基本的な考え方、注意しなければならない点をお話しいたします。
また現場で行う相続手続きのポイントをまとめた「相続手続きマニュアル虎の巻」もプレゼントいたしますので、是非お役立てください!

▼ 黒沢怜央講師による、「お寺のための相続セミナー」の詳細・お申し込みはこちらです。
http://www.oteranomirai.or.jp/sozoku/

Kurosawa Reo黒沢怜央(黒沢レオ行政書士事務所)
「相続手続きの専門家」として、相続の事前準備から、実際に相続が発生した後に必要になる役所への手続きや銀行・不動産などの解約・名義変更など100を超える手続きのトータルサポートを行う。資格試験予備校の講師として、延べ3,400人以上の受験生の指導を行ってきた経験から、法律・現場の実務をわかりやすく伝える講義に定評がある。平成25年より、自らの実務経験をもとに、質の高い行政書士業務をこなせる実務家の養成をコンセプトにした「行政書士養成塾」を開講。行政書士合格から、その後の開業までを支援している。

著書「黒沢レオ発!行政書士プラクティス」(三省堂:2015年)
NHK・Eテレ「資格☆はばたく」第3回放送出演
リクルート「ケイコとマナブ」掲載。その他、大学・企業などで講演多数。